宇宙と呼吸を通わせ心を通わせる。「阿字観瞑想講座」開催しました。

瞑想をしていて困ること、それは「雑念」、という方も多いことと思います。

どうやったら雑念を少なくできるかということに、意識がとらわれてしまいがちです。

瞑想には数多ありますが、雑念を少なくするのにもおススメの瞑想法に「阿字観瞑想」があります。

今日は、岩木芳範先生ご指導による「阿字観瞑想講座」を開催致しました。

岩木先生、ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

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なぜ雑念を少なくするのにおススメかというと、瞑想に集中しやすいような“ツール”が揃っているからなのです。

「阿」という一字を声に出して唱える。

「月」のイメージを大きくしたり小さくしたりして、自分の心を優しく観想する。

蓮の花の「阿」字に宇宙=自分のいのちそのものを観想する。

このように、字や音、絵といった具体的な手段と、身近な「呼吸」という自己コントロール機能を使うことによって、イメージを具体的に描きやすく、意識が集中しやすいからなのです。

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先ほど“ツール”という言葉を使いましたが、単に“便利な道具”というニュアンスではなく、その「道」の本質が「具わって」いるもの、それが「道具」なのです。

「阿」とは宇宙の万物の始まり。私たちのいのちの根源。しかし私たちは、いつしか世俗の塵にまみれ、目の前で起きる様々な事象に心が囚われ惑わされて、いつしか民族、国家、宗派、組織、自我という殻を作り上げている。阿字のいのちの繋がりを切断したところから、他と対立して、争いと苦悩が始まった。この殻を打ち破り、阿字のいのちの繋がりを取り戻すには、アの音を“誘い水”とすることである。(『真言密教 阿字観瞑想入門』山崎泰廣著(㈱春秋社) より要約) ということなのです。

そして密教では、雑念を無理に消そうとするのではなく、受け流す。色々な考えを持っていてよいのです。そして、「ア」の音を積極的に声に出して唱えることによって、雑念を悟りのエネルギーに変換していくのです。雑念をも悟りのエネルギーに換えるとは、なんと柔軟で、おおらかで、雄大な考え方なのでしょう。

今日は、阿字観初体験の方から、高野山で実践したことのある方までご参加いただきました。「阿」字に自分のいのちを観想できたり、眠っているようでいて意識はちゃんとある瞑想状態になれたり、体を大きく動かすことは全くなかったにもかかわらず体がとても熱くなったり、それぞれご自分のペースで気持ちよく味わっていただくことができました。

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この、岩木芳範先生による「阿字観瞑想講座」は、5/19~21開催予定の「新緑の遊行寺リトリート&湘南寺子屋」(NPO法人心とからだの研究会主催)でもご講義いただく予定です。

岩木先生は、高野山真言宗 月見山 福寿院副住職で、金剛峯寺阿字観能化心得であり、お寺で実際に阿字観瞑想の指導もされていらっしゃいます。そして、お話がとてもわかりやすく、歯切れがよく、よどみがないのです。今日は、聴いている私たちの心も自然と落ち着いてきました。

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「阿字観瞑想」にご興味のある方。書籍などで独学するのもよいのですが、やはり一度は、“ほんもの”の先生のご指導を仰ぐことをお勧めしたいと思います。上記「新緑の遊行寺リトリート&湘南寺子屋」については、詳細が決まり次第、フェイスブックページでお知らせ致します。

いのちの根源に繋がる「阿字観瞑想講座」。

どうぞお楽しみに!

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