およそどんなスポーツ、武術、舞踊、演劇、その他様々な身体技法で、「重心移動」を伴わないものはないでしょう。
そして「重心移動」は、その技術、技芸の質を決める“肝”としても過言ではないでしょう。
井上和幸能楽師ご指導による「湘南寺子屋『健康能楽』講座」では、能の「すり足」を丁寧に稽古しています。
“足の裏にいる蟻一匹を、つぶさず逃がさず、一足一足運んでいく”すり足。
腰・お尻から全体が脚という感覚。だから、脚が長~く伸びます(^^)
肚から足を運ぶ感覚。だから、体の奥にある「大腰筋」が目覚めます(^^)
そして、体を支えている、運ばれていない方の足で、重心が後ろから前へ移動し、運ばれた脚の方に移動していく感覚を感じていきます。
ゆっくり、均等に。
日頃の、腰や膝などに痛みがある場合などは、
この体重移動が均等にいかないことが如実にわかります!
そして、目線は遠い山を見るようにします。
これ、やってみるととても難しいのです(^^;)
足の方に意識を向けていると、勢い目線も下の方にいきがちです(^^;)
すり足を意識せずとも自然に運べるようになっていくと、目線も悠然と遠い山を望めるようになるでしょう(*^^*)
体の内側の感覚をクリアにし、周りと一体になっていく。
いのちの根源に繋がる「ゼロフィールド」の境地を目指しています。
今月の「健康能楽講座」は、1/18(水)18:30~20:30開催です。
あなたが今取り組んでいる様々な身体技法にも、きっと役に立つと思いますよ(*^^*)
写真は、昨年の「心とからだの健康セミナー&ヒーリングステージ2016」(NPO法人心とからだの研究会主催)で初披露したすり足のステージです。
今年のステージでは、心もからだも、さらにアップデートしたステージをご覧に入れますよ~☆