携帯用のラジオ。
東日本大震災の後、購入された方も多いのではないでしょうか?
昨日開催の「阿字観瞑想講座」講師の東田樹治師もそのお一人。
電気、通信などが途絶えがちな大震災の時には、やはりラジオが役に立ちます。
チャンネルを合わせると音が聞こえるこのラジオ。
昔から普通に使っています。
でもよくよく考えてみたら、何で音が鳴るんでしょう???
各ラジオ局が発信している周波数に、ラジオの周波数がぴったり合ったときに音が聞こえてくるわけです。
でも、ただ周波数が合っただけでは音は鳴りません。
大切なのは、ラジオ自身も同じ周波数を発しているということ。
転じて考えれば、引き寄せの法則なども、単に幸せを思うだけでは幸せはやってきません。
自分自身が、思う幸せと同じ周波数を発しているからこそ、互いに共鳴し、幸せになれるのです。
願いが既に実現したかのごとく声に出す、文字にして書く。
これもまさに、自分自身がその願いと同じ周波数を発しているということ。
だから願いが実現するのでしょう。
量子物理学なども交えながら、東田樹治師の易しくわかりやすいお話で講座は進み、自然に阿字観の世界に誘われていきます。
そして、いのちの根源、万物の始まりの「ア」を自分の声で発して、その音が次第に小さくなり、次第に聞こえなくなってゆく。
声に出さずとも、いのちの根源「ア」が発信されています。
静かで深い瞑想の境地。
その時、14時46分。
東日本大震災でかけがえのないいのちを賭して、かたちのない新しいいのちに生まれ変わった人々と、私たちのいのちが、彼我の境なくひとつのいのちに繋がった瞬間でした。
次回の「阿字観瞑想講座」は、「新緑の遊行寺リトリート&湘南寺子屋2018」(5月18~20日、NPO法人心とからだの研究会主催)の特別講座として開催する予定です。
どうぞお楽しみに。